円高ドル安、円安ドル高とは?

テレビのニュースで毎晩のように「本日の外国為替市場は、1ドル103円25銭まで下落し、昨日よりも25銭の円高ドル安となりました。」などと放送されているのを目にする機械があると思います。

円高、円安という言葉を聞いたことがないという人はいないほど浸透しているこの言葉ですが、この意味をちゃんと説明できる人は意外と少ないのかもしれません。
FXを学ぶ上で基本中の基本となるこの言葉ですから、基本的な説明からFX取引を絡めながら説明していきたいと思います。

通貨の価値という意味の円安円高

まず、円高ドル安、円安ドル高とはどういうことかというと、言葉のままになります。
円がドルに対して高くなる、ドルが円に大して安くなる。
通貨は両替になりますので、綱引きのように必ずどちらかが高くなれば、どちらかが下がるということになります。
しかし、分かる人には直ぐに分かりますが、ちょっとよく分からないですよね。

具体的に説明していきましょう。
まず、世界の基軸通貨はアメリカドルですので、単位は『ドルに対して円がどうなるか』ということになります。
世界の通貨のトップであるドルを中心に、『1ドルは今いくらで買えるのかを見ている』ということを知っておくと、分かり易いのではないでしょうか。

では、具体的に説明しましょう。

今日1ドルが100円だったとします。
そう、1ドルを買うのに100円必要なのです。
1ドルの価値は100円ということになります。

しかし、明日1ドルが105円になったとします。
昨日100円で買えた1ドルが、今日は5円高くなっているのです。
5円分円を余計に払わなくてはなりません。
つまり、昨日よりもドルの価値が上がり、円の価値が下がった。
円安ドル高になったということなのです。

これを実際の商品で考えてみるともっとスッキリします。
2013年4月までは80円で購入ことのできたiPhoneアプリが、2014年4月以降は100円になりました。
これは、アベノミクスによる円安ドル高が進んだせいで、ドル円は80円台から100円台まで上昇しました。
円の価値が約2割も下落してしまったことから、これまでよりも多くの円を払わないとドルを買うことができずに、アプリの値段が80円から100円まで上がってしまったことになります。

円安ドル高

円高といえば普通は80円から100円になると考えがちですが、これは『1ドルを払うために必要な金額が80円から100円になっている』ということになり、円安となりますが、表示の仕方次第ではどうしても間違えやすいですよね。

こういうことを押さえたうえでFX取引を行うと、実生活にいかに為替が関わっているのかをよく感じることができ、よりFX取引の大切さが分かるのではないでしょうか。

FXのテクニカル分析

テクニカル分析とは、値動きから相場の先行きを分析する方法になります。
経済指標や、要人発言などのバックグラウンドは含まず、値動きを絶対として考えます。
プロのトレーダーのなかでも、短期のトレーダーのなかには比較的テクニカル分析を用いてトレードを行う人が多いようです。

ファンダメンタルズ分析で相場の方向性を判断するものの、そのタイミングや値段を明確には判断できない場合があります。

その場合に、値動きを絶対としたテクニカル分析が役に立つのです。

しかしながら、その分析手法は何百通りも及びます。
『テクニカル指標』と呼ばれる値動きから様々な分析を行う指標を用いて、売り買いの判断を行うことが基本になります。
それには、移動平均と呼ばれる、直近の値動きの平均を分かり易く線にしたものや、一目均衡表と呼ばれる複雑なロジックを組み合わせたものまで様々です。

この複雑なテクニカル指標も大きく分けると2通りあります。

相場の方向性(トレンド)を分析する、トレンドフォロー系のテクニカル指標。
相場の買われ過ぎ、売られ過ぎを判断するオシレーター系のテクニカル指標。

これらのテクニカル指標の出す「買いサイン」、「売りサイン」を見ながら売買の判断を行うのです。

簡単な例を出しますと、最近のアメリカの雇用の数字や、小売売上高の数字も良く、アメリカ株も好調だとします。
そうすると、ドルは買いという判断ができますよね。

そこで、タイミングと売買価格を掴むのにテクニカル分析を用います。
トレンド系のテクニカル指標は「買いシグナル」を出したので、買いエントリーをします。すると、ドルは順調に値段を上げていきました。
数日経って、オシレーター系のテクニカル指標が「買われ過ぎ」のサインを出しましたので、ここで決済を行うといった流れです。

上記はあくまで簡単な例になりますが、このように2つのテクニカル指標を組み合わせながら、上手くトレンドを掴み、相場が買われ過ぎたところで利益確定をするということが、上手なテクニカル分析になります。

■代表的なテクニカル指標
・トレンドライン
・移動平均線
・一目均衡表
・MACD

最後に上に挙げたテクニカル指標を簡単に説明してゆきます。

トレンドライン

チャート上に線を引くもので、高値と高値もしくは安値と安値を結んでトレンドの判断材料に使用します。

トレンドライン

また、トレンドラインではありませんが、水平線を引いて売買判断を行うという方法もあります。

移動平均線

最も代表的なテクニカル指標の1つです。
過去のローソク足の終値を平均した価格を繋ぎ合わせているので、トレンドが分かり易くなります。

20日移動平均線が代表的ですが、45日、75日、90日から約1年の200日までと人によって使用する移動平均線の日数は様々です。

移動平均線

一目均衡表

一目均衡表は日本の一目山人という人が開発した人気のあるテクニカル指標です。
複雑なことからここで簡単に説明するということはできませんが、海外でも使用する人が多いことから、「イチモク・クラウド」と呼ばれているそうです。

一目均衡表

ここでは雲と呼ばれるものの上にあれば、上昇トレンド、下にあれば下落トレンドと考えていると見てみて下さい。

MACD

MACDも人気のあるオシレーター系のテクニカル指標です。
移動平均線をベースに作られており、0ラインを基準に売りか買いかを考えます。

MACD

FXのファンダメンタルズ分析

では、いよいよ本格的な分析のお話に入っていきましょう。
ファンダメンタルズ分析とは、経済の基盤から相場の先行きを分析する方法をいいます。

為替の先行きを見通す代表的な指標は以下のものがあります。

・金利
・インフレ率
・雇用
・消費(小売売上高)
・貿易収支
・株価

金利、インフレ率

為替は極めて金利に敏感に反応します。
やはり金利は保有しているだけで収益があがることから、先進国で金利の高い通貨は特に人気があり、世界中から投資の資金が集まるからです。
2014年に利上げを開始したニュージーランドは、利上げの見通しが高まっていた2013年秋から買われ始め、大幅に上昇しました。

chart02new

また、インフレ率が上昇してくると、金利を上げて、物価上昇を抑制することから、金利とインフレはセットでみることが良さそうです。

雇用、消費

いわゆる失業率等の指標がこれにあたります。
雇用情勢が良い国の景気は安定しており、給与所得もあるため、消費も安定していることになります。
毎月第一金曜日の夜に、アメリカの雇用統計が発表されます。
世界一の経済大国である米国の雇用情勢は、世界経済を占う一つの指標となっており、投資家はこの指標にくぎ付けになります。

FXの初心者は、トレード開始時期にこのことを知らずにポジションを持ってしまい、あっという間に大きな損失を被ることがありますので、米国の雇用統計だけは押さえておきましょう。

貿易収支

いわゆる、実需といわれる資金のフロー(流入出)になります。
例えば、トヨタが米国での利益を日本に戻す時に当然、ドルから円に両替をします。
その時に、大量のドル売り円買いが出ます。
こういった、企業の貿易の際のやり取りは、買いっぱなし、売りっぱなしになります。
そのため、1年間で輸出の金額の方が多ければ(貿易黒字)、円高要因。
逆に、輸入の金額が多ければ、海外企業に円から多通貨へ両替しているので、円安要因となります。

株価

株価は、その国の景気や経済情勢を表す指標といえます。
ですから、当然株価の上昇傾向にある国の景気は良く、経済も安定しているため、その国の通貨への投資も盛んになることから、相関関係も出てきます。

しかしながら、2014年現在、日本では、基本的に株高は円安要因であり、円高は株安要因です。
これは、日本の株式市場に上場している企業の割合が輸出企業の方が多く、円安の方が輸出企業が儲かり日本に利益になるからだといわれています。

欧州の株式市場は日本とは逆になっており、基本的には通貨との連動性が高くなっており、ユーロが買われている時は、ドイツやフランスの株価は上昇しています。

米国の株式市場は、2014年現在は金融政策で株価を押し上げているという影響もあり、ドルと米国市場の連動性が強いとはいえない状況のようです。

FX取引を始めたばかりで、何からチェックすれば分からないのは、最初につまづくポイントの1つです。
まずは為替取引の判断材料として上に挙げた6つをチェックしてみてはいかがでしょう。

FX初心者が失敗する理由

FXでもスポーツでも「ビギナーズラック」というものがあります。
FXにもビギナーズラックは存在し、筆者もこの手の話は掃いて捨てるほど聞いてきました。

そのほとんどが、最終的には損失を出すという結果に陥ってしまっています。
そこで、ここではFX初心者が陥り易いミスを説明していこうと思います。

値動きは上がるか下がるか、その確率は・・・?

・値動きに対する認識の間違い

ご存じの通り、為替も株も値動きは上がるか下がるかしかありません。
選択肢は2つのみです。
しかし、ここに重大な落とし穴があります。
上がるか下がるかは2つに1つですが、上がる確率、下がる確率はけして50%ずつではありません。こう考えていることに、大きなリスクがあります。

1980年代、ドル円は300円でした。
しかし今は100円前後で推移しています。
もし為替が、上がるか下がるかを50%の確率で繰り返しているのであれば、今も値段は300円程度のはずです。
しかし現実は違い、100円台です。この結果から、超長期的には下げる確率の方が高いという結果が出ています。
もし、300円でドルを買っていれば、大損もいいところですよね。

予備知識として、10年~20年前からの昔の市場の値動きを知っておくことは、多少なりとも通貨の歴史を知れるということですので、非常にオススメです。

さて、ここで知っておいてほしいことは、値動きの選択肢は2つしかないものの、その確率はけして50%ではないということ。
コイントスではないのです。

逆にいうと、確率がどちらかに偏っているからこそ、利益を出しやすいといえます。
リスク(損失)を小さく抑え、利益を大きくする、いわゆる「損小利大」が投資にとって大事なことです。つまり、リスクコントロールをしっかりしておけば、FXで大損をすることはないのです。最初は利益を求めずに、まず勉強をしっかりして、リスク管理を徹底し、負けない投資家になることが大事です!利益はその次なのです。

買っていれば、いずれ値は戻るという幻想

FX初心者の方は、損失を確定することに非常に慎重になります。
10万円の証拠金で1万円以上損失を抱えてしまえば、通常であれば一旦撤退してしまわなければなりません。
つまり、損を確定させてこれ以上の損を食い止めるということなのです。仕切り直しが必要です。

しかし、損を確定しなければ大丈夫という幻想があるようです。
たとえ損を確定しなくても、実際に口座残高が減少していることに何ら変わりはありません。
しかしながら、ポジションを持ち続けてしまい、あまりの損失の大きさに損を確定することができなくなるという現実があります。
自分の思惑通りにいかなければ損を確定させる。逆に、思惑通りに動けば利益を十分に伸ばす。

上でも書きましたが、『損小利大』がトレードで成功するために非常に重要になります。

テクニカル指標重視

FXでの相場の分析の方法に「テクニカル分析」というものがあります。

これは、過去の価格から将来を予想するという分析手法です。
代表的な物には、移動平均線や一目均衡表、MACDやRSIなどがあります。

このテクニカル分析も役に立つことは間違いないのですが、100%未来を予想するものではありません。
その一般的な使い方や分析に対する認識も、日本と海外では違ったりすることがあります。

しかし、テクニカル指標を使用しないというトレーダーは皆無に近いことから、まずは基本を覚えつつ、自身にあったテクニカル指標を探し出し、トレードの武器として役立たせていければよいかと思います。

FXの取引スタイル

だんだん実践的な内容に入っていきます。

まずは自身のFXの取引スタイルを決めていきましょう。

FXの取引スタイルと性格

トレードを始めると、性格が出るといいます。
それはお金が掛かっているために、本心を隠すことができなくなるのでしょう。

小さな利益でも、直ぐに決済をする人。
まだまだ利益が伸びると信じて、じっと待つ人。
損失にひたすら耐える人、現実逃避をする人。
常にチャンスだと思い、朝から夜中まで値動きを追い懸けている人と実に様々です。

いわゆるデイトレと呼ばれるような投資スタイルが有名ですが、自分の性格はなかなか変えられるものではありません。
筆者がこれまで様々なトレーダーを見てきた中では、相場に合わせるというよりも、自身の性格に合わせた方がFXトレードにおいて成功しやすいのではないかと思います。

では、トレードスタイルについて説明していきましょう。

スキャルピングトレード

スキャルピングトレードを日本語にすると、超短期売買といいます。

僅かな数銭の値幅を狙って、頻繁にトレードを繰り返すことをいいます。

中には、大きな数量で売買し、僅かに不利な方向に動くと直ぐに損切りを行うトレーダーもいたり、1分以内に売買を完結させる徹底的な短期売買を行打人もいます。

まさに、秒速の世界ですが、一般的なイメージとして、4台くらいのモニターの前に陣取り、少しの値動きも見逃さずに画面に張り付いているトレーダーのイメージがあるのではないでしょうか。

このトレードを行う人はいうまでもなく短気な人でしょう。
結果を直ぐに求める傾向にある人は、一日どころか1時間以内で結果が出るスキャルピングトレードが向いているといえそうです。

なお、スキャルピングトレードは、一般的に損失が小さいですが利益も大きく伸ばせないことが多くなります。
その為、通貨ペアや経済指標、取引時間帯ごとの値動きの特徴を覚え、いかに勝率を高めていけるかがポイントといえそうです。

デイトレード(日計り取引)

1日でトレードを完結させるスタイルのことをいいます。

株でもFXでも、世間にはトレーダ-(投資家)はデイトレーダ-という認識が広がっているように思えます。

トレードを行う時間やポジションの保有する時間は人によって様々ですが、その日の終わり(一般的にはNY市場が閉まる朝の6時)には取引を終えていることになります。

やはりFXでは、仕事を終え、為替市場が一番盛り上がる21時以降に取引を行う人が多いようです。

その日の日本、ロンドン、アメリカの3大市場の流れに乗ることがポイントです、朝に注文を出して約定を待つ人から、リアルタイムでのみ取引を人まで様々です。
値幅では、ドル円であれば数十銭から1円程度の値動きを狙うことになります。

FXを行う人で一番多いのが、この取引スタイルだといえそうです。

スイングトレード

スイングとは波のことですので、1つの大きな値動きの波(スイング)を狙って、取引を行うことをいいます。
しばしば2,3日から1週間程度の取引を行うことと説明されていることがありますが、正しくはある一定の大きな値動きを狙うことをいいます。

結果的に、2,3日ポジションを保有して利益になったり、上昇すると思い買ったものの結局動かなかったりして、決済を行った時に数日だったということがあることから、そういった説明が多いのではないでしょうか。

スイングトレードを行う上でのポイントは、トレンドに乗ることです。

重要なことは、ある一定の期間の流れを予想する市場経済を読む力が必要になります。
基本は値動きに逆らわない順張り(上昇トレンドの場合は買いから入ること)という投資方法を行い、相場の値動きに逆らわずに利を伸ばしてゆくことがポイントとなります。

ポジショントレード

聞き慣れない言葉ですが、要は長期投資です。
長い期間の流れを読みトレードを行うため、金融政策の変更があったり、景気の大幅な回復が見られた場合に発生する大きな流れに乗ることがポイントになります。
一度流れに乗ることに成功すれば、日ごとに利益に伸びることが期待できます。
この投資を行う人は、短期間に結果を求めず、経済の流れを読み、ゆったりと投資のできる人になります。
また、最近ではGPIFと名前が知られてきた日本の年金基金やヘッジファンド、機関投資家などの巨額の運用資金を持つ投資家がこのスタイルを取っています。
投資金額が巨額なため、市場を壊さぬよう少しづつ投資し、一週間ほどの時間をかけてポジションを作り上げるといったこともあるそうです。

アベノミクス相場のような数年に一度の大相場を狙う時には、このトレードスタイルが絶大な効果を発揮します。
逆に、ちょこちょこ利益確定を行っていれば相場に置いていかれる可能性もあります。
さらに、高金利通貨を長期間保有する場合は、為替差益と共にスワップポイント(金利収入)が得られることから、利益は更に増大します。
基本的に、利上げサイクルに入る通貨を保有することは、通貨の下落リスクが少ないことから、ポジショントレードが優位だといえそうです。

もちろん、投資ですので自分に合わせるよりも相場に合わせることが重要となりますが、まずはトレードを初めてみて、自分の性格や生活スタイルに合ったトレードスタイルを探してみることが成功への近道ではないでしょうか。

FXでの利益の出し方

FXではものすごく単純に説明すると、上がるか下がるかを当てる勝負です。

先にも書きましたが、トレードはこれから先、動く可能性の高い方向に資金を投じ、利益と損失を繰り返しながら、トータルで利益を出すものです。

一発勝負ですと、ギャンブルなんらと変わりありませんので、ご注意を!!

さて、その為にこれから相場が上昇するのか下落するのか分析する方法があります。

主な分析方法には、経済基盤を基にする「ファンダメンタルズ分析」と、値動きを基にする「テクニカル分析」がありますが、要は買った後に上がって、売った後に下がれば良いわけです。

つまり、もっとも上がりやすい時期の少し前に買い、一番上昇した時に売れば利益となるわけです。

プロでもそれを当てることは至難の業ですが、分析することによりその精度が高まることは間違いありません。
価格が1から100まで上昇した間の、20から80までを取れても良いのです。

「頭と尻尾はくれてやれ」という相場格言があるのですが、相場の転換点を掴むことは至難の業だということ=リスクが高いということを教えてくれています。
ですからFXで為替差益を得る場合も、10円の上昇があれば、7円程度取れれば十分だと考えて下さい。

さて、抽象的になりますが、ここで相場の値動きの基礎知識です。

値動きには、大きくトレンド相場とレンジ相場の2種類あります。
この2つの相場状況が今どちらにあるのかということを見極めることができれば、FXで勝てるようになるでしょう。

トレンド相場

トレンド相場とはアベノミクス相場のように一方向に継続して動きのある相場のことをいいます。

その相場の草創期にポジションを持つことができれば、後はほったらかしで利益が増え続ける一方です。
株式投資でもFXでも、基本的にはこのトレンド相場のトレンドに乗ることが重要になります。
しかも、アベノミクス相場のような1年以上続く相場の場合は、大転換期が選挙があったり、大規模な金融政策の変更があったりと意外と分かり易いことが多いのです。

トレンド相場

著名なアナリストのレポートなどを読むなどのファンダメンタルズ分析を行い、しっかりとタイミングを掴めば、初心者でも大成功を収めることは夢ではありません。

レンジ相場

ある一定の価格帯で上下を繰り返しながら、時間が経っても過去にあった値段のなかで動いている相場のことをレンジ相場といいます。
個人投資家の多くは逆張り(上がったら売り、下がったら買う)トレードが多い為に、この期間に利益を上げる人も多いようです。

レンジ相場が継続している間は、利益を出し続けられますが、ひとたびトレンド相場が始まった時には損失になる場合もあます。
また、素早くトレンド相場に乗れたかと思えば、元の価格帯に戻ってきてしまい損失を被る場合もあります。

レンジ相場

ここでは、相場には「トレンド相場」と「レンジ相場」があり、それぞれの相場で取引手法が違うということを覚えておきましょう。

FXの注文方法

FXのデモトレードをしてFX会社を選んでみようと意気込んでいても、何やら専門用語がたくさん並んで意味不明。

ここでは、FXの注文方法を説明していきます。

便利な注文方法もありますので、FXの口座を開いたその日に確認しておきましょう!

成行注文、ストリーミング注文

現在の価格で注文することを成行注文といいます。
取引数量を指定して、売買ボタンを押せば必ず売買が成立します。
ドル円が100.05円であれば、基本的にその時に成行で買い注文を出せば100.05円で買うことができます。
しかし、注文してから約定までに100.06円になった場合も、売買は成立となります。
この、1銭のズレをスリッページをいいます。
多少値段が動いたとしても、必ず売買したい場合に使用します。

成行注文
なお、取引ツールにはこのスリッページ設定というものがあり、5銭以上動いた場合は、売買が成立しないように設定することもできます。

一方、ストリーミング注文はやや違います。
注文してから約定するまでにレートが変動した場合は、約定することはありません。
ですから、今見えている値段で売買したい場合にオススメです。
市場が急変して大きく変動した場合は、約定されることはありません。

指値注文

あらかじめ指定(予約)した値段で売買する注文のことです。
英語でリミットオーダーともいいます。
買い注文の場合は、現在よりも有利な値段(安い価格)で買うことを指定します。
逆に、売り注文の場合は、現在よりも高い価格で売ることを指定します。

指値注文

逆指値注文

指値注文同様、あらかじめ指定した値段で売買する注文です。
英語でストップロスオーダーといいます。指値注文とは方向が逆を指定します。

買い注文の場合は、現在価格よりも高い値段で買いを予約。
逆に、売り注文の場合は、現在よりも安い値段で売ることを予約します。

本当に今よりも価格が上がるかどうか不安な時に、実際に価格が上昇してから買いたい場合や、既に売買を行っており、決済をする際に今以上利益が減った(損失が拡大した)時に使用します。

逆指値注文

IFD(イフダン)注文(IFD=IF DONE)

新規の注文と同時に、決済注文も同時に出しておく注文です。
注文が成立した後に、思惑通り市場が動いた後に、きちんと利益を確保する場合に使用します。

例えば、現在ドル円が100円だとします。
このまま上昇するかもしれないけれども、もう少し安くなったら買おうと思い、99円に買い注文を入れて、102円で決済注文(利益確定)を入れておくことができます。

*ただし損切り注文(ストップロスオーダー)を入れられないので、新規の注文が成立した後には、逆指値注文を入れておいた方が良いでしょう。

IFD注文

OCO注文(オーシーオー注文)

指値と逆指値注文を同時に出すことのできる注文です。

どちらに動くか分からないけれども、動いた方向にポジションを持ちたい場合、または決済を行いたい場合に使用します。

例えば、現在ドル円が100円の場合。
価格が上昇し、105円になったら買いを、しなしながら、下落して95円になったら売りたいという場合に使用します。
片方の注文が約定すると同時に、もう片方の注文は自動的にキャンセルされます。
この場合も、損切り注文(ストップロスオーダー)を入れられないので、新規の注文が成立した後には、逆指値注文、指値注文を入れておいた方が良いでしょう。
OCO注文

IFO注文(IFO=IF DONE OCO)

イフダンオーシーオー注文といって、IFD注文とOCO注文を組み合わせた便利な注文方法になります。
新規の注文を取る価格を設定し、同時にその利益確定の値段と損切り注文の価格を設定することができます。

具体的には、現在ドル円が100円の時に95円で買い注文を予約して、利益確定(指値注文)は110円に設定。
逆指値注文(損切り注文)は90円といった具合で使用します。

超短期売買を繰り返すスキャルピングトレーダー以外は、使用頻度がとても多い注文方法ですから、使いこなせるようになっておきましょう。

FXの口座開設手順とポイント

FXの口座開設の流れ

ここでは、FXの口座開設について話を説明していきます。

FXって興味があるけど、何だか難しそう。
でも、とりあえず口座開設だけでもやっておこうと考えている人もいるかもしれません。

不安なことは色々あると思いますが、口座開設のポイントを押さえていきますので、まずは読み進めてみて下さい。

ザックリ説明しますと、下の3つの流れになります。

・FX会社を選ぶ。
・申し込み。
・IDとパスワードの受け取り


順番に見ていきましょう。

FXの口座開設条件

まず、大前提なのですが、口座開設の条件として20才以上という年齢制限があります。

20歳以上であれば、学生でも専業主婦でも日本に住所があれば大丈夫です。

次に必要なものは、FXの取引口座を繋ぐ銀行口座です。

もちろん銀行に口座をつくる時同様、身分照会などを提供することになりますが、ほとんどの人は持っていますよね!

必要なものを準備したら、いよいよ口座開設です。

FX会社選び

まずは、FX会社を選びましょう。

FX初心者がFX会社を選ぶ際に注意するポイントは3点です。

・手数料が安い
・少額取引ができる
・口座開設キャンペーンがある


間違っても、ハイレバレッジの海外業者で口座を開かないようにしましょう。
もちろん、信頼度の高いFX会社は海外でもありますが、海外業者とのトラブルは絶えませんので、日本の業者で選ぶことが無難でしょう。

<手数料>
何といっても、手数料は安いにこしたことはありません。
2011年ごろから、日本のFX会社の手数料は劇的に安くなりました。

いわゆる取引手数料というものは、どこのFX会社も無料です。
そして、スプレッドと呼ばれる売値と買値の差が今の手数料ということになります。

ドル円のスプレッドが0.5銭以下だと、かなり良い水準といえるのではないでしょうか。
頻繁な取引を繰り返さずに長い目線での取引を行う予定の人は、ドル円のスプレッドが1銭でもそれほど問題はないでしょう。

参考:スプレッドランキング

<少額取引>
投資をしたことの無い人はもちろん、株式投資の経験者であっても、初めてのFX投資で大金を投じるのはとても危険です。
1000通貨から取引することができるところを選びましょう。
業者によっては、1000通貨単位の取引手数料が掛かることろがありますので、無料のところを選ぶようにしましょう。

<口座開設キャンペーン>
多くのFX会社では口座開設キャンペーンとして、キャッシュバックを行っています。
これに乗っからない手はありません。
具体的には、10万通貨から100万通貨ほどの取引を1ヶ月程度の間に行えば、
5,000~10,000円ほどのキャッシュバックがもらえるというものです。

これを利用しない手はありませんよね!

その他には、デモトレードを行えるFX会社がほとんどですので、実際に取引してみて、デザインや使い勝手を確認しましょう。

取引ツールは人によって好みがある問題ですので、どこが良いというものではなく、自分が良いと思ったFX会社を複数選んで口座を持っておくことも良いでしょう。
詳しくはFX会社ランキングへどうぞ!

FX会社へ申し込み

FX会社を選んだら、FX会社の口座開設ページにアクセスしましょう。

ここでの申し込みにかかる時間は、約10分程度です。

最初は「FXの口座開設の注意事項」にひと通り目を通しておきましょう。
長いので、後で読み返すくらいで十分です。
筆者は約10社の契約締結前交付書面を読みましたが、問題点と思われる点は見当たりませんでした。

どのような事が書かれているかというと、FXは本元保障でない投資商品だということと、強制ロスカットやカバー先の銀行などについてです。

申込フォームには氏名、住所、電話番号などの個人情報のほか、勤務先(FX会社勤務でないかどうか)や投資経験や投資目的などの入力項目があります。

最後に、本人確認書類(免許証や健康保険証)を送れば完了です。

本人確認書類は、PCでのアップロードや携帯電話の写真機能を利用し、メールで送れるのでとても便利です。

IDとパスワードの受け取り

FX会社の取引IDとパスワードは、キャッシュカードやクレジットカードと同じくお金に関わるものなので、本人に直接手渡しのみとなっています。

専用口座がありますので、取引口座に証拠金を入金すればいよいよ取引が可能となります。

FX口座への入金は「クイック入金」が便利です。
「クイック入金」とは、24時間利用可能で、入金手数料が無料のネットバンキングを利用した便利な入金システムのことです。

パソコン、ケータイ、スマートフォン、iPadと、どのツールからでも利用可能ですので、クイック入金以外行う理由はありません。

FX取引スタート!

口座に入金が完了したら、ついにFX取引ができます!

でも、FXトレードが最初の投資だという人はちょっと待ってください!

FXをはじめたばかりだと、新しいことばかりで、トレードがとても楽しいという人がいます。
キャンペーンのキャッシュバックがあったり、常に動いている相場がチャンスに見えて夜も眠れないどころか、仕事中も気になってしまいます。

しかしながら、投資はあなたの大切なお金を市場に投じるわけです。

トレードを行う目的は、資産運用:利益の追求です。
トレードを行うことで感じるドキドキ感や昂揚感は2の次です。
ついつい忘れがちになりますが、利益を上げることが大切なのです。

大切な資金を減らしてしまい後悔してしまう前に、まずは「デモトレード」でしっかりと練習を行うことをオススメします!
デモトレードで為替の値動きの勉強をしながら、テクニカル指標の使い方や、ファンダメンタルズ分析など、相場分析の仕方を勉強していきましょう。

デモトレードで資金を増やせるようになると、少なくともリアルマネーでのトレードでも「資金が増える可能性」の方が高くなったわけです。
この時になってやっと、実際のお金で取引をスタートしても良いでしょう。

損したいという人はいないと思いますので、「取引を行うこと=資金を増やすこと」を忘れずにいてほしいと思います。

>>FX会社ランキング

スワップポイントの魅力

外貨預金よりもお得

FXの魅力の1つにスワップポイントがあります。
いわゆる金利収入ですが、これが初めてFXを行う人からすると、衝撃的な仕組みのようです。

何が衝撃的なのかというと、毎日金利収入が得られるということです。
具体的に説明すると、日本円のような低金利の通貨を売って、オーストラリアドル(豪ドル)のような高金利通貨を買うと、より高いスワップポイントが得られます。
2014年10月現在では、豪ドル円を1万通貨買うと、1日当たりだいたい85円がもらえます。
豪ドル円は2014年冬の時点でだいたい95円前後ですので、必要になる証拠金は3万8千円程度です。
つまり、1年間保有すると31,025円の金利収入が得られることになるのです。
スワップポイントは日々変化しますが、2015年にオーストラリアの政策金利は引き上げられる見通しが高くなっています。
そうなると、今よりももっと高い金利収入が得られることになります。

ちなみに、2014年10月現在、先進国で一番政策金利が高い国はニュージーランドで、なんと3.5%もあります。
毎日変動するスワップポイントですが、NYドル円ですと、スワップポイントの高い日は1万通貨保有していれば約100円ほどもらえる日もあります。

また、やや政情が不安定なものの、南アフリカの政策金利は5.75%あります。
しかも、1万通貨買うために必要な証拠金は約4,000円。

政情不安の為、1万通貨あたりもらえるスワップポイントは少ないですが、10万通貨(約4万円)南アフリカの通貨であるランドを購入すると、150円程度のスワップポイントが得られます。

短期的にはまだまだ発展途上の国家なので、大きな金額を持ち続けることは不安ですが、長い目で見ながら、コツコツと積み立てていく投資であれば、非常に良いのではないでしょうか。

>>外貨預金の意外な運用術 金利と手数料をお得にする方法

レバレッジとは?

自己資金の25倍を動かせる

FXでは、2014年現在、口座にある投資資金の25倍の金額を動かせることができます。

この仕組みを、レバレッジといいます。
「レバレッジ」とはテコの原理のことで、小さな力で大きなものを動かすテコの如く、少ないお金を担保にして、大きなお金を動かすことが可能なのです。

2010年8月以前は、レバレッジが規制されておらず、400倍という信じられないくらい高いレバレッジを使用できる会社もありましたが、ギャンブルのようにFXトレードを行う人が出てきてしまい、トレーダーの損失抑制の為に、
現在、個人でかけられるレバレッジは25倍までとなっています。

3rd

しかし、なぜ少ない資金で大きなお金を動かせるのか気になりますよね。

それはFXが証拠金取引と呼ばれるものだからです。

証拠金=担保と考えてもらえば良いのですが、全ての投資資金を用意する必要はないので、これだけは用意して下さいというものが証拠金なのです。

株式取引だと、値動きが激しく、ストップ安などになると、投資資金の25%が目減りしてしまいます。
これだけ値動きが激しい投資商品に、レバレッジが25倍だとどうでしょうか。

証券会社も顧客が損失を出しても、資金がショートして穴埋めができないとなると証券会社が損をしてしまいます。

そういうこともあり、株式取引の信用取引のレバレッジは3倍なのではないでしょうか。

FXではせいぜい1日に2%程度しか相場が動きませんので、25倍という高いレバレッジが適用されていても大丈夫なのです。