FXのファンダメンタルズ分析

では、いよいよ本格的な分析のお話に入っていきましょう。
ファンダメンタルズ分析とは、経済の基盤から相場の先行きを分析する方法をいいます。

為替の先行きを見通す代表的な指標は以下のものがあります。

・金利
・インフレ率
・雇用
・消費(小売売上高)
・貿易収支
・株価

金利、インフレ率

為替は極めて金利に敏感に反応します。
やはり金利は保有しているだけで収益があがることから、先進国で金利の高い通貨は特に人気があり、世界中から投資の資金が集まるからです。
2014年に利上げを開始したニュージーランドは、利上げの見通しが高まっていた2013年秋から買われ始め、大幅に上昇しました。

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また、インフレ率が上昇してくると、金利を上げて、物価上昇を抑制することから、金利とインフレはセットでみることが良さそうです。

雇用、消費

いわゆる失業率等の指標がこれにあたります。
雇用情勢が良い国の景気は安定しており、給与所得もあるため、消費も安定していることになります。
毎月第一金曜日の夜に、アメリカの雇用統計が発表されます。
世界一の経済大国である米国の雇用情勢は、世界経済を占う一つの指標となっており、投資家はこの指標にくぎ付けになります。

FXの初心者は、トレード開始時期にこのことを知らずにポジションを持ってしまい、あっという間に大きな損失を被ることがありますので、米国の雇用統計だけは押さえておきましょう。

貿易収支

いわゆる、実需といわれる資金のフロー(流入出)になります。
例えば、トヨタが米国での利益を日本に戻す時に当然、ドルから円に両替をします。
その時に、大量のドル売り円買いが出ます。
こういった、企業の貿易の際のやり取りは、買いっぱなし、売りっぱなしになります。
そのため、1年間で輸出の金額の方が多ければ(貿易黒字)、円高要因。
逆に、輸入の金額が多ければ、海外企業に円から多通貨へ両替しているので、円安要因となります。

株価

株価は、その国の景気や経済情勢を表す指標といえます。
ですから、当然株価の上昇傾向にある国の景気は良く、経済も安定しているため、その国の通貨への投資も盛んになることから、相関関係も出てきます。

しかしながら、2014年現在、日本では、基本的に株高は円安要因であり、円高は株安要因です。
これは、日本の株式市場に上場している企業の割合が輸出企業の方が多く、円安の方が輸出企業が儲かり日本に利益になるからだといわれています。

欧州の株式市場は日本とは逆になっており、基本的には通貨との連動性が高くなっており、ユーロが買われている時は、ドイツやフランスの株価は上昇しています。

米国の株式市場は、2014年現在は金融政策で株価を押し上げているという影響もあり、ドルと米国市場の連動性が強いとはいえない状況のようです。

FX取引を始めたばかりで、何からチェックすれば分からないのは、最初につまづくポイントの1つです。
まずは為替取引の判断材料として上に挙げた6つをチェックしてみてはいかがでしょう。