トップインタビュー フェニックス証券

本日はフェニックス証券の丹羽社長に登場していただきました。よろしくお願いします。

よろしくお願いします。

まず最初に、社長の経営哲学、経営理念をお聞かせ願えますでしょうか。

わかりました。FX業界に限らず、全ての商売・ビジネスで「お客様は神様です」という考え方があります。これは大事なことですし、普遍のテーマだと思っていますが、私はもう少し掘り下げて考えているつもりなんです。お客様は神様ですと言ってしまうと、そこにはあたかも上下関係があるように聞こえます。どっちが偉いとか、どっちが強いとか、そういう意識が無意識のうちにあるんじゃないかと。ただ、FXのような薄利多売の商売ではどちらかが倒れてしまうと共倒れになってしまうんです。ですから、私はお客様と会社が対等なパートナーであるということが大切じゃないかと思っています。全てのお客様と対等なパートナーシップというのがフェニックス証券の理念です。

ありがとうございます。今、「パートナー」という言葉がありましたが、御社は顧客サービスに対してどんな考え方をお持ちですか?

これは数字で説明するのは難しいことですが、私が自信を持ってお話できるのは、カスタマーサービスに従事している社員は、決して多い人数ではないですが、能力・識見・性格いずれの角度からも精鋭を集めていますし、また教育に力を入れています。

私も時々、お客様の声を聞いてますが、「丹羽社長のところの電話の応対をされる方は皆さん感じが良くて、忙しいときでもていねいに対応してくれています。」というような声を聞きますとそれが一番の喜びですし、元気の源にもなります。そこには一番力を入れいているつもりです。

続いて、ネットセミナーについてお聞きします。御社では社長自ら先頭にたってセミナーをやってらっしゃいますよね。これは素晴らしいことだと思いますがどういったきっかけで始められたんですか?

そうですね、それはまず、社長が出たがりだということがあるかもしれませんね、いや、これは冗談ですけど(笑)、実はですね、私も当社に来る前に、色々な大手の金融機関に籍をおいていましたが、どの会社も非常に高給取りを集めた調査部門を持っています。これは商売としてリサーチ力を売り物にするということで仕組みとしてはよく出来ていますが、例えば昨年のサブプライムローンショックなどでは、実は全然役に立っていないんです。
 ということで、私自身は、それだけのコストをアナリストにかけるんだったら手数料を安くした方がいいという考えを持っています。ただ、社長自身はどう思っているんだ。社長のFXについての考え方、世界経済に対する考え方を直接聞きたいという声もありますから、自ら話す機会を持とうと決意したわけです。

これからも継続されていくんですね。

はい、そのつもりです。

大変だと思いますが、頑張ってください。フェニックス証券は非常に財務内容がしっかりしている会社ですが、そこら辺はやはり力を入れられている部分ですか?

そうですね。すでに当社は自己資本規制比率で800%を超え、業界トップクラスですが財務の健全性がこれから一番大事なことだと思っています。残念ながら昨年8月のサブプライムローンショック以来、これまで多数の業界他社が倒産したという現実があります。お客様としては他のFX業者に対しても財務は健全なのか?粉飾はないのか?という心配が当然あります。当社はこれからも財務の健全性、透明性で、ますますお客様に安心していただける企業にしていきたいと思っています。

なるほど、それではそれ以外に、現在のフェニックス証券の「売り」というんでしょうか、ここがお客様にアピールしたいところだよという点を教えていただけますでしょうか?

そうですね、手数料が0円だとか、スプレッドが低いとか、システムが使いやすくさくさく動くとか、あげればキリがないんですが、(笑)私が財務の健全性・透明性の次に大切だと思っているのは、実はインターバンクに直結しているということなんです。これはお客様が注文を出されると同時に、私どものカウンターパーティである、ゴールドマンサックスさん、モルガン・スタンレーさん、バークレイズ銀行さんといった、比較的現在問題になってますサブプライムローン問題の影響の少ない証券会社・銀行なんですけど、(笑)ここにどんな小さな注文でも全て直結しているんです。

で、これはどういうことかと言いますと、直結していない会社もあるんですね。要はお客様の注文の相手が業者になってしまうんです。もちろんこれは法律上現在認められているんですが、そうするとどうしてもお客様の損益と会社の損益が相反する形になりますので、これは私の考えとしては好ましくありません。私どもフェニックス証券では、お客様の注文の一件一件を、注文と同時にインターバンクに直結させ、透明で健全な業務運営をしていきたいと思っています。

ありがとうございます。それでは社長が考えるFX取引の魅力についてお聞かせください。

私は外国為替証拠金取引(FX)は「究極の金融商品」だと考えています。景気がいい時期なら、株もいいですし不動産もいいですし多角的に進めればいいと思うんです。しかし、金融が収縮してる現時点では、それらは利用者の利便性が低いんですね。
  例えば日本株の信用取引なんてありますが、非常に使いづらいですね。制限が多すぎます。例えば、株の空売りには様々な規制がかかっていますね。信用の買いに関しても、その株の流動性にかかわらず、倍率は3倍だ4倍だと法律で決められています。そういうことは法律で決めることじゃないんですね。例えばFXなら、ドル円は何倍、ユーロ円は何倍、南アランド円は何倍とそれぞれ業者が自分の責任で流動性やボラティリティを元にして適正なレバレッジを決めるわけですね。そういったことが株式では出来ていない。ましてや不動産には取引において不透明なところが多すぎます。不動産ファンドの空売りなんて出来ないですしね。(笑)

そういった意味でFX取引は景気動向にかかわらず、投資のチャンスが常にあるわけです。これからも相場の方向性に関わらず、FX取引には常に多数の投資家が集まってくるでしょう。それはFX取引が「究極の金融商品」だからなんです。

ありがとうございます。最後に話を大きく変えて(笑)趣味の話に移らさせていただきます。実はちょっと聞いた話なんですが、社長は声楽家としても活躍されているとか。ちょっとそこら辺の話をお伺いしてもよろしいですか?

はい。趣味の話をすると・・・なんだか仕事をさぼっていると思われそうなんで(笑)実はあんまり話したことがないんですが、わたし高校時代は芸大に入ろうと真剣に勉強していました。声楽を目指すにもピアノが必要だということで毎日3時間、4時間、練習してたんですね。しかし、家庭が貧乏な家庭だったものですから、プロを目指すのは不可能だという現実を悟りまして、それで残念ながらあきらめました。そこで方向転換して普通の大学に入ったんです。

普通の大学って、確か京大だそうで。(汗;)うーん、芸大から方向転換して京都大学ですか・・・すごいですね。

家が貧乏だったために入学金や授業料は一切免除してもらいました。

特待生じゃないですか!

これ、全く大学の成績は関係ないらしく、両親の所得証明だけでパスしました。(笑)

信じられません。(笑)

それからずっと声楽から離れていたんですが、実は声楽というのはピアノとかバイオリンと違って、英才教育が全く必要ないどころか、40才を過ぎてから始めても、技術が伸ばせる唯一の楽器だそうです。

確かに今日はネットのインタビューですから、これを見ている人に聞かせることは出来ないんですが、ほんとにいい声ですよね。

自分ではわからないんですが、・・確かに、そういってくださる方が他にもいらっしゃって、その方に薦められて40の手習いで再開しました。たまたま区民オペラのオーディションを受けたら、受かっちゃいまして。(笑)来週も、プロを交えてコンサート形式でオペラを歌ってきます。多少でもお金をとってやるもんですから、失礼なものは見せられないと週末ずっと練習をしてるんです。都立病院のロビーで入院患者や付き添いの方々を集めてというチャリティコンサートにも、ボランティアでたびたび出演しました。

素晴らしいですね。タイプで言うと前のソニーの出井社長みたいですね。実はうちCoRich舞台芸術というクチコミサイトもやっていまして、声楽じゃなくて演劇の方が中心なんですけど、そういったことを応援している会社なんです。社長とは気が合いそうですね。(笑)

そうですね。

そのほかにもまだまだ色々と趣味をお持ちなんじゃないですか?(笑)

いえいえ、もうそれだけです。後はもう、仕事だけですから。(笑)

なるほど。本日はどうもありがとうございました。

編集後記

フェニックス証券の売りをインターバンクに直結していることと答えたことも、一般の方にはわかりづらいかもしれませんが、顧客のポジションと会社のポジションが反対になって、利益が相反することのないようにという非常に大切なポイントです。そこを一番にあげたことに会社の姿勢を感じました。
そして素敵な趣味を持っている社長というのは、社員にとっても、お客様にとっても、魅力的なものです。(笑)

これからネットのセミナーも自分でやられるそうですが、投資家向けのブログも自分で書かれるということです。お忙しい毎日だと思いますが、あらゆる方向で先頭に立って会社をひっぱる社長、かっこいいです。声が素敵だと言いましたが、そのうえイケメンです。恐れ入りました。(笑)

2008年4月17日

フェニックス証券 丹羽 広

フェニックス証券株式会社
代表取締役社長
丹羽 広 (にわ・ひろし)

1965年三重県生まれ、京都大学経済学部卒。
日本興業銀行、興銀証券(現みずほ証券)、モルガン・スタンレー証券、BNPパリバ証券を経て
2005年現職に就く。
株式や社債の引き受けなど企業の資金調達の手伝いや、M&Aの仲介・助言、
不動産の証券化や格付けアドバイザーなど「証券界の何でも屋」としての経験が豊富。
仕事以外にも区民ホールなどでオペラ歌手(テノール)として活躍するなど、
ボランティア活動に熱心な一面も持ち合わせている。

外国為替証拠金取引は、取引対象である通貨の価格の変動により損失が生ずることがあります。また、取引対象である通貨の金利の変動によりスワップポイントが受取りから支払いに転じることもあります。さらに、取引金額がその取引について顧客が預託すべき証拠金の額に比して大きいため、その損失の額が証拠金の額を上回ることがあります。相場状況の急変により、ビッド価格とオファー価格のスプレッド幅が広くなったり、意図した取引ができない可能性があります。取引システム又は金融商品取引業者及び顧客を結ぶ通信回線等が正常に作動しないことにより、注文の発注、執行、確認、取消しなどが行えない可能性があります。また、取引を開始するに当たっては、事前交付書面(取引ガイド、契約約款など)の内容を熟読し、自己の資力、取引経験及び取引目的等に照らし適切であると判断する場合にのみ、ご検討ください。