キ-マンインタビュー 三菱商事フューチャーズ証券

三菱商事フューチャーズ証券、評判の新プラットフォームを聞く

コンセプトは『安定とスピード』

それではお話をお聞きします。  まず最初に御社のFXのプラットフォーム、サイバーフォレックスが2008年の秋に大リニューアルをしました。そこら辺からお話をお聞かせください。業界の中でも非常に素晴らしいシステムだと評判になっているのですが、リニューアルに当たってのコンセプトからまずお聞かせください。

そうですね。まあ、一番のポイントは信頼性の強化です。当社の前のシステムも他社のその当時のシステムに比べて安定性に欠けていたわけではないんですが、トレードシステムというのはどんどん進歩していかなくてはいけないですからね。  

元々正確性は定評があり、そちらは今でも通用したと思うんですが、スピードに関しては求められる水準がどんどん高くなっていますからね。その点を特に意識して今回のシステムを作りました。そしてハイスピードにしても故障が出ないということが何より肝心な点です。  

私どもの旧来のシステムは2002年から使っております。その頃はFXと言っても外貨預金の代わりとしてスワップで楽しむという投資家が多かったわけです。ここ2、3年はデイトレーダーが増え、相場の小刻みな動きに合わせて利益をとるというトレードが増えてきました。そうすると我々もそういった投資家のニーズにあわせてシステムを改変する必要が出てきたわけです。

コンセプトとしては、『安定とスピード』ですね。

そうです。

操作性、そしてデザインへのこだわり

それではもう少し具体的にお聞きしますが、サイバーフォレックスの機能面としてはどういったところがポイントでしょうか?

先ほどお話しましたように、デイトレードをする人にも満足いただけるようにと、リッチクライアントでダイヤスターと名付けたトレードシステムを作りました。これが非常に操作がしやすいんですね。

使い勝手がいいし、サクサクと動く。これが今回の一番の売りだと思っています。

デザインもきれいですね。

ありがとうございます。デザインというのは使い安さと直結した部分ですから、見栄えも配慮しました。そして情報に関しても他社と差別化したいという方針で相当いいものを用意しています。

そう思います。そちらも評判いいですよ。

それなりに費用もかけました(笑)。ベンダーとしては定評あるシンプレクス・テクノロジーさんを利用しています。メンテナンスもシンプレクス・テクノロジーさんが24時間管理してくれていますから、そちらの点でも今まで以上に安心です。

従来から会社の信用という面では三菱商事フューチャーズ証券さん以上の会社はなかなかありませんでした。その一番信頼されている会社が一番使いやすいトレードシステムを用意したとなると鬼に金棒ですね。

ありがとうございます。

どのようなユーザーにこのシステムを使ってもらいたいですか?

はい。これだけのシステムですから、もちろんヘビーユーザーにも利用してもらいたいと思っています。24時間売ったり買ったりして、少しレバレッジが高めでもやろうという方ですね。

で、そういう方にも向くように作っていますが、従来の弊社のユーザーは安定型のトレーダーがたくさんいらっしゃいますので、そういう方にもご満足していただけるものになっていると思います。

オープンした後のお客様の反応はどうですか?

大きな宣伝はしていないのですが、じわじわと浸透しているようです。今年からようやくハイレバレッジも導入しまして、4月1日から手数料も無料にし、ようやく他社とひけをとらない状態になったのかなと思っています。

それは、まず既存のユーザーが喜んでいるでしょうね。

ええ、システムがストップする心配も全くありません、レートがおかしいなどということも弊社の場合ありません。安心して取引していただけるのではないでしょうか。

コンプライアンスが強み

トレードシステム以外の御社の強みを教えていただけますか?

それはまず、三菱商事という名前の信用力、三菱グループであるという信用、これは何ものにも変えられません。実務的にも助かっていることがたくさんあります。また私ども三菱商事グループは非常にコンプライアンスを厳しくやっています。

そういった意味で、コンプライアンスがしっかりした会社であるということを、我々はもっともっと売りにしていきたいと思っています。

コンプライアンスを高く維持するための大変さというのはありませんか?

それはないです。我々は当たり前として教育されてきましたからね。逆にそのために遅れてしまっていたのが信託保全なので、このことを早急に対応しています。 

信託保全は従来弊社はやっていなかったんですね。それは失礼な言い方になりますが、弊社が信頼できる金融機関の準備が多少遅れていたという・・・。

それはその通りですね。信託をするというのは信託銀行にお金を払って信頼を買うってことですからね。

ただ、信託保全ははっきりとルール化されましたので、私どもも早急に対応する予定です。

最後に今後のビジョンをお聞かせください。

当面、今のシステムをいかにたくさんのお客様に利用していただくかということを考えています。ただし、現在のシステムも今はトップクラスだと言っても、これからどんなことをお客様が望んでくるかがわかりません。常にお客様の要望、ニーズをくみ取って、お客様の満足度の高いトレード環境を提供し続けたいと思っています。  

そして、先程来、デイトレーダーなどのヘビーユーザーにも喜んでいただけるようにという話をしましたが、やはりFXを投資として楽しんでいらっしゃる方も多数います。また世界経済の変化で、将来またスワップが魅力的になることもあるかもしれません。そういうこともふまえて、投資として楽しんでいるお客様も大切にしなければいけないと思っています。

ありがとうございました。これからもFX事業の先導役としてどうか頑張ってください。よろしくお願いします。

こちらこそ。ありがとうございました。

編集後記

藤井様は三菱商事フューチャーズ証券のホームページで『藤井肇の外国為替展望』と『藤井肇の外為豆知識』というコラムを書かれています。この『外国為替展望』はもちろんのこと『外為豆知識』がとても面白いんです。用語解説のようなスタイルで、様々な話題を藤井さんの豊富な知識で詳しく分析して解説してくれています。

これを読むためだけでも、三菱商事フューチャーズ証券のホームページに訪れる価値があるというほどのものです。是非この機会に一読を。

2009年4月

三菱商事フューチャーズ証券 長谷川夢重

三菱商事フューチャーズ証券
藤井 肇 (ふじい はじめ)

三菱商事フューチャーズ証券株式会社 オンライン事業本部外国為替部長

1963年3月  慶応義塾大学卒業
1963年4月  ㈱三菱銀行(現三菱東京UFJ銀行)入行
1968年4月  同行国際部資金課
1972年6月  同行ロンドン支店及びSBC(現UBS)へ外国為替ディーリングトレーニーとして派遣
1973年1月  同行本店外国為替資金室
1973年6月  同行ニューヨーク支店資金課長
1979年5月  同行本店外国資金室調査役(チーフディーラー)
1981年4月  同行本店国際企画部資金為替グループ部長代理(チーフディーラー)組織変更によるもの
1986年6月  同行ニューヨーク支店副支店長(トレジャリー部門統括)
1989年10月 同行検査部部長
1993年6月  日興信託銀行常務取締役(トレジャリー部門統括)
2000年8月  外国為替部長として当社入社現職に至る