レパトリエーション

「年末にはレパトリエーションがあるかも」とのコメントを時々聞きますが、
レパトリエーションとはなんでしょうか?

ぺんぎん2009-08-31 15:17

「本国への資金回帰」といわれるもので、マーケットでは「海外に投資していた資金を自国に戻す」ことを指します。

例えば年末は一般的に米国企業の決算期に当たることから、決算対策として海外に投資している資金を米国内に戻そうとする動きが強まりやすくなります。このため海外の通貨をドルに換えるという資金フローが発生しやすく、ドル買い・その他通貨売り(日本の場合は円売り)になりやすいとされます。
一方で本邦企業は一般的に3月および9月が決算期(9月は中間決算)に当たることから、同様に海外に投資している資金を日本国内に戻そうとする動きが強まりやすく、円買い・その他通貨売り(基軸通貨がドルであることから、一般的にドル売り)になりやすいとされます。こうした資金フローのことをレパトリエーション(縮めてレパトリ)といいます。

もう少し掘り下げてみると、毎年2・5・8・11月中旬には米国債の償還・利払いが行われます。そして日本は米国債を大量に保有していることから、この時期には償還金や利払い金を大量に受け取ることになります。これを国内に戻すという動きが起こると、ドル売り・円買いという資金フローが発生することになりますので、これもレパトリエーションといえます。

ちなみにレパトリエーションとは元々戦争に絡んだ言葉で、「敵国に捕まっていた捕虜が本国に送還される」や「出征していた兵士が本国に帰還する」といったことが語源であるとされます。

マネーパートナーズ武市 佳史

2009-09-02 18:03

レパトリエーションとは捕虜・亡命者の本国送還を指す言葉ですが、為替市場では資金の本国還流、すなわち海外で投資していた資金を自国に戻すことを意味します。日本企業であれば外貨を売って円を買う、米国企業であれば円やユーロを売ってドルを買う行為にあたります。

 レパトリエーションは季節要因としてよく取り上げられます。日本の場合は多くの企業の決算月にあたる3月や9月が近づくにつれて外貨資産を売却して円買いを行う実需が増加。円高要因になるとされます。

 ただ、このレパトリエーションを行う時期や規模についてはっきりしたものがあるわけではありません。影響があまり見られない場合もありますので意識しつつもあまり重きを置きすぎないことが大切です。

スター為替神田勝徳

2009-09-05 12:17

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